ゆるりと子育て

2人の娘との日常あれこれ

ベビーシッター事件について思うこと

皆さん、こんにちは。

しばらく、ブログを書きたくて仕方ないのに、なかなか更新できずにいました。

長女の幼稚園登園を少しずつ始めたり
いろいろなお仕事のお話があったり、久しぶりにパニック??状態になって、いっぱいいっぱいになっておりました。苦笑
(また、改めて報告させていただきます!)

こういう時、
子育てしながらのワーママは、キャパの小ささと時間管理の難しさを、ガーーーンと突きつけられる気がします。
←時間管理は永遠の課題です。


という話ではなく、
今回、ブログを書きたくて仕方なかった理由の一つ

先日報道された、ベビーシッター事件について

https://kidsline.me/contents/news_detail/611

キッズライン愛好者として、いたたまれなく思っていました。


というのも、昨年春からキッズラインを利用して1年ちょっと。
私にとって、シッターさんの存在はかけがえのないものであり、いなくては仕事も自己表現の場も持てなかったであろう存在だからです。
そして、被害を受けた2件目のお子様が(記事などの内容が正しければ)、長女と同年代。他人事ではなく感じました。

今回の事件については、キッズラインの雇用システムについての批判や
事件の後に、キッズラインのすべての男性サポーターがサポート停止措置になったことについて、
大きく注目を集めているように感じます。

被害を受けたご家族のことを思うと、あり得ない事件で非常に遺憾だと感じますし、システムの改善でこのような事件が未然に防げるのならば
ぜひ、利用者としてもそうなることを願います。


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残念ながら、大人による子どもへの性犯罪の事件は、シッターに限られたことではありません。
こういう事件が起こると、改めて親として何ができるのか考えてしまいます。
幼少期から、身を守る性教育は今や必須です。
親として、子どもを取り巻く危険について、普段から子どもと一緒に、対処法も含めて考えるべきですね。


そして、このような事件が起こり、シッターを利用している方、もしくは利用したいと思っている方が、
シッター利用が怖いことと思ってしまったら、非常に残念です。


私は、待機児童数が1,000人を上回っていた東京都・世田谷区で、長女の保育園探しを経験し(2015年)
その大変さをなんとかしたいと、世田谷ワーキングマザーの会を立ち上げました。
以来、毎年保活関連の講座や座談会を開催しています。

今でこそ、世田谷区の待機児童数は400人前後に減ってきておりますが、まだまだ待機児童の問題は全国各地で存在していて、日本の保育の課題の一つです。

この待機児童の問題、要するに
「働きたくても、働けない」
という状況の母親が多数いる、ということです。
(父親の場合もあるかもしれません)

その働けない母親の救いの手の一つが、シッター制度です。

キッズラインでも、東京都から助成が出て、待機児童のご家庭に格安で利用できるシステムが存在します。

https://kidsline.me/information/tokyositter

これは、保育園に落ちたら、働けないという選択肢しか無かった頃から比べると、大きな変化です。

実際に、私の知り合いでも、シッターさんのサポートを中心に、仕事を再開されてる方がいらっしゃいます。
(私自身もその1人です)

シッター制度は、日本にはなかなか根づいていなかった、新しい保育のカタチとして、
今定着しつつある段階なのであろうと思います。

そして、昨今の新型コロナウイルスによる自粛要請で、さらにニーズは高まりました。
自粛期間のベビーシッター補助金も出ています。

https://kidsline.me/help/center_detail/naikakufu-case-4


このような状況下においての、今回の事件
(1件目はコロナ禍の前、2019年11月)
このような事件は、もしかしたら氷山の一角かもしれません。
シッターを利用したいと思っている母親としては、かけがえのない我が子を信頼できる人へ預けたいと思う気持ちは当然です。

シッターが怖いから、仕事あきらめようとか
シッターが怖いから、子育てのサポートして欲しいけどやめておこうとか
そんな風に、もし思ってしまったら
ちょっとだけ待って欲しいです。

なぜなら、多くの優秀なシッターさんが、世の中には多数いらっしゃるからです。

仕事がら、私の子ども達をサポートするシッターさん意外にも、多くのシッターさんとお会いしてきました。
乳幼児の子ども達が大好きで、子どもの未来を真剣に考えている方がたくさんいらっしゃいます。

やっと制度が整い、働きたくても働けなかった母親が、自由なカタチで預けたり、働いたりを選択できる時代になってきたのです。


シッターさんとの関係も、やはり人と人。
預ける様子を実際に見ながら、少しずつシッターさんに任せる時間を増やして、
子どもの意見を聞いたり、シッターさんの保育方針やプライベートのことを聞いてみたりしながら
人間関係を構築していきましょう。

時には、困っていることや、悩んでることを相談して、シッターさんがどんな思いで子どもと向き合っているのか、聞いてみるのも良いかもしれません。
優秀で経験豊富な方からきっと、素晴らしいアドバイスをくれるはずです。


実際、我が家の子ども達は、シッターさんのことをとても信頼しています。
長女は、おそらく幼稚園の担任の先生よりも近い存在と思っています。
1歳過ぎから週2回お世話になっている次女は、もしかしたら年に何度か会う祖父母よりも懐いているかもしれません。

私にとっては、家族以外で子どもと真剣に向き合ってくれる、
子育ての良き相談者であり、同志である存在のシッターさんは、なくてはならない人です。

ぜひ、利用者の私達もシッターさんと良好な関係を築くことに貢献し、
シッターサービスを手がける方々が、今回の事件で風評被害に遭わないことを願います。