ゆるりと子育て

2人の娘との日常あれこれ

働きながら、自然派子育てを実践してます

わが家は、東京・世田谷の都会暮らし。

世田谷は、大きな公園がたくさんあり、緑や自然もたくさん残っている住宅街です。

都会にいても、子ども達には自然に触れて自然を感じながら育って欲しいと思い、

なるべく、外遊びにはたくさん連れて行くようにしています。

 

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(夏の砧公園)

 

というのは、実は最近の話。

 

長女が保育園に通っていた1〜3歳までは、そう思いつつも

仕事が忙しくて、休みの日にもなかなか公園に連れて行けず

長女が通っていた保育園が、外遊びよりリトミックやイングリッシュなどのカリキュラムが充実していた園だったのもあって

なかなか、自然派子育てとは言えない状況でした。

 

長女は3歳頃まで、遊びに行くのはオモチャ売場!テレビ大好き!

虫がいると、気持ち悪い!と言って逃げるようなタイプで、

 

コレはいかん!

私の目指してる子育てとは、違う!!

と、一念発起して、長女との向き合い方を変えていったのは、次女が生まれた3歳半を過ぎてから。

 

ちょうど2回目の育休に入って、子育て中心の生活になり

次女が入院したこともあり、

(この話はまたじっくり書こうと思います)

仕事中心の生活→子ども中心の生活へ

私が大きくシフトチェンジして

子どもとの生活を改めて見直す、転換期となったのです。

 

 

その中で大きかったのが、

長女が、今までの保育園から、年中から自然派の学びが多い幼稚園に転園したことでした。

園庭で、アサガオやチューリップなどのお花から、じゃがいも、ナス、トマト、ハーブなどの野菜づくりもしています。

日常的にミミズやカエルなどがいたり、花好き・虫好きのお友達がいて、一緒に遊ぶことが増えたのでしょう。

一気に、花などの植物、虫や昆虫・魚などの生き物に興味を持ち始めました。

 

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(お友達とおたまじゃくしを獲りに。真剣そのもの)

 

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(おたまじゃくし獲れたよ!)

 

3歳を超えたあたりから、一緒に過ごすお友達の影響はやはり大きくなりますね。

 

しかし、働きながら

保育園→幼稚園への転園は、私にとっては大きな決断でした。

 

普段は預かり保育を利用していますが、それでもお迎えの時間が早まります。長期休暇もあります。幼稚園の係などで、園に行く機会も増えました。

保育園時代は、たっぷりあった仕事時間。

フリーランスで、在宅勤務とイベント開催などをやっていますが

次女を自宅保育しつつ、長女の幼稚園通い

正直言って最初の数ヶ月は仕事のペースをなかなか掴めずにいました。

 

その代わり、長女が幼稚園に転園してから、必然的に子どもと過ごす時間が格段に増えました。

その時間を使って、今まで出来なかった自然にと触れ合う遊びを、普段の生活に取り入れ

今までよりも、何倍も増やすことができるようになりました。

 

少しずつ、長女は外遊びが好きになり、

少しずつ、興味の方向が変わっていきました。

公園で見つけた虫や植物と、絵本や図鑑を照らし合わせてみたり

全くできなかった縄とびや、自転車も、少しずつチャレンジしてできるようになったり

 

今まで、エネルギーを持てあまして、いつも走り回っていたのが、落ち着いて絵本や折り紙・工作に没頭することが増えるようになりました。

たっぷりある自分時間、部屋の掃除やお料理などのお手伝いを、自分から進んでやってくれるようにもなりました。

 

仕事は、何とかやりくりしながら、子ども達と真っ黒に日焼けして、暗くなるまで遊ぶ日々。

私自身も、子どもの成長っぷりが面白くなって、子どもとの向き合い方が変わってきたのもこの頃です。

 

 

保育園時代も

私なりに、自然と触れ合う努力はしていました。

子ども民宿に連れて行って、自然のなかで遊び、囲炉裏でご飯を食べ、カヤで寝る生活、というのも経験したし

海へ川へ、いろいろと連れて行きました。

 

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(川湯温泉@和歌山県。温泉と川の水が混ざって心地よい温度で、幼児でも遊べます)


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(由良海岸@山形県。浜と水の美しさで快水浴場100選に選ばれています)

 

もちろん、こういった旅行などの非日常の特別な経験も、子どもにとっては強烈です。長女も楽しかったことはよく覚えてるし、また行きたいとも言ってくれます。

しかし、長女にとっての日常的な遊びに、自然が溶けこんでいなかったなぁと思うのです。

 

そう、子どもにとって大事なのは、この

【日常✖️遊び】

毎日、暮らしのなかに自然体験が散りばめられてることが、長女にとって大切だとやっと気づけたのです。

 

 

今では、すっかり自然と触れ合う遊びが好きになったわが子達。

自粛生活がまだまだ続く今も、わが家の最高の遊びは、外遊びです。

虫かごとカメラを持って、近所を散歩しながら、虫を探したり、植物を撮ったり。家へ帰って、この虫何だろう?と絵本や図鑑で調べて。写真を見ながら、絵を描いたり、工作したり。

 

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(虫かごを持ってアリを捕まえに)

 

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(シロツメクサで冠づくり)

 

特別なことは、何一つないけれど

幼稚園生活に、切り替えて1年ちょっと。虫捕り大好き女子へ変わりました。日々、公園や自然のなかを走り回って、足も速くなり、たくましくなりました。

 

そして、自然への興味が、

植物栽培や料理、地理や身体のしくみや宇宙についてなどなど、多面的に広がっているのを感じています。

 

子育てに正解は無いけれど、

親が子育ての軸を持つことと、

こうした方がいいのでは?という直感を信じることの大切さを、実感しています。

 

まだまだ、これからも悩みつつ

その都度、いろいろ考えながら子育ての方法を模索していくんだろうなと思うけれど

その時々で、やれるベストな方法を選んでいけたらと思います。